準々決勝が行われ、1次リーグを5勝2敗の4位で通過した女子は、5位通過のフランスに14-16で競り負けて敗退した。終盤に追い上げたが及ばなかった。1次リーグ2勝5敗の6位だった男子は3位通過のラトビアと対戦。互いに点を奪い合う展開となるも18-21でノックアウト負けを喫した。東京五輪から採用された新種目で、日本は男女ともベスト8に進んだが、4強入りはならなかった。

 

メダル獲得の目標は、世界ランキング1位フランスに絶たれた。日本女子は試合中盤にリードを広げられ、残り約3分半で7点差を追う展開。それでも粘り強く追い上げ、残り1分を切って1点差としたが、あと1歩及ばなかった。19年U23W杯で金メダルを獲得した若手メンバーに、精神的支柱でもある篠崎が加わった五輪チーム。準々決勝で姿を消したが、1次リーグでフランスや米国を破るなど、実力の高さを示した。

 

〇…1次リーグでは4連敗を喫するなど苦しんだ日本男子だが、それでも最終戦での勝利で決勝トーナメントに進出。準々決勝では8点差を追う展開を強いられながらも、将来のNBA入りを目指す富永の外角シュートを中心に猛反撃を見せた。何度も1点差に迫ったものの、残り3分35秒にフリースローで21点目を奪われてノックアウト負け。それでも最後まで堂々と戦った。