男女個人対抗シングルスでは、東北勢が奮起し、男女合わせて5人が8強入り。男子学校対抗を制したふたば未来学園(福島)の斎藤駿、岩野滉也が4強入りを果たした。13日に行われる男女個人対抗ダブルス準決勝には、女子では大沢陽奈・石川心菜ペア(青森山田・青森)、杉山薫・田部真唯ペア(ふたば未来学園)。男子では荻原聖也・武井凜生ペア(ふたば未来学園)、吉田翼・岩野滉也ペア(ふたば未来学園)が登場する。

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埼玉の壁は高かった。後藤拓人(浪岡・青森)が宮下怜(埼玉栄・埼玉)との準々決勝で0-2と敗戦。悲願の4強を逃した。第1ゲーム(G)、先に20点にたどり着いたが、相手の冷静なフェイントに翻弄(ほんろう)され21-23で落とすと、第2Gは14-21。学校対抗、ダブルスと同じ埼玉栄の壁に阻まれた。しかし得たものもあった。「インターハイならではの身体のきつさや気持ちのきつさを、身をもって感じることが出来た。後輩が同じ結果にならないように伝えていきたいです」と語り、後輩の躍進に期待を込めた。自身は大学進学を予定している。大学でもバドミントンを続ける予定の後藤は「勢いを出すことが長所なので、勢いを生かしたプレーを大学でも」と力を込め、新たな壁に挑戦する。