日本は予選リーグ最終戦でインドと対戦し、3-0とストレート勝ちを収めた。

主将の石川祐希(25=ミラノ)が大会初出場を果たし、第1セットから本領発揮。鋭い強打を連発し得点を量産。石川の活躍に押され、若手アタッカー陣も躍動し、終始相手を圧倒。予選リーグ3戦全勝で1位通過。16日から始まる各組上位2チームによる順位決定戦予備選に進み、オーストラリアと中国と対戦する。

背中の痛みなど予選2試合をベンチから見守ってきた石川が、コートに戻ってきた。会場内に詰めかけたファンが温かな拍手で出迎える中、序盤から魅せた。強烈なサーブでエースを奪い、相手のレシーブを物ともしないスパイクを披露。ここまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのような活躍で得点を量産した。

勢いに乗った日本は2セット連続で10点差付ける(25-15)大差で連取。最終セットこそ点差を詰められたが、19年南アジア大会優勝のインドに地力の差を見せ25-18。ここまで3戦全勝、失セットはわずか「1」という圧倒的な強さで、16日から順位決定戦予備選に挑む。