ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(21=シスメックス)が、22年北京五輪のテスト大会で2位となった。

フリー2位の125・58点にとどまり、合計202・28点で2位。序盤の3回転サルコーは回転不足判定を受け、演技後半のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)で転倒した。

演技後の主な一問一答は以下の通り。

-振り返って

「今日は体力のなさが、すごく表れていた演技。あのプログラムを最後まで滑りきるには、心肺機能を使わないといけない。走り込みとか、あらためてしないといけないと思いました」

-後半の2回転半で転倒

「う~ん…。やっぱり去年はずっと走り込んでやってきていたので、普段の練習がきつい分、試合でいい思いができたんですけれど…。普段、自分に甘くなってしまった結果、こういうことになってしまった。それを何とか、改善しないといけないと思っています」

-次週はグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ(米ラスベガス)

「ショート(SP)は落ち着いてやれば、昨日のような出来ができると思う。ショートを落ち着いてやることと、フリーは今、できることを、精いっぱいやるだけかなと思います」

-テスト大会の雰囲気

「リンクはすごく滑りやすくて、会場も広くて、明るくて、いい感じでした」

-本番のリンクに立ってみて、北京五輪への思いは強くなったか

「そうですね。だからこそ、なんか『今のままでは駄目だな』と思いました」

-新型コロナウイルスの対策で運営は「バブル」だった

「バブルは(3月の)世界選手権が結構きつかったので、それに比べたら全然、外に出られているだけマシです。『バブル』っていう感じは、あんまりしなかったです。世界選手権の時はリンクとホテルが隣で、外に出ることがなかった。なかなか太陽を浴びるとかが難しくて、コンディションを整えるのが大変だったんですが、今回はバブルでも、リンクまでバスで移動する間は外に出られるし、そこまで苦ではないです」