神戸大のRB渡辺大智(3年)が、終盤に2TDを決め、今季初勝利に貢献した。第3Qまで21-14と気が抜けない状況だった。

そこで流れを変えたのが渡辺だった。第4Qで渡辺が42ヤードのランでTDをもぎ取った。「今でも実感がないというか、ふわふわしています。先輩とコーチのためにという思いでした」と笑顔を見せた。

その後、さらにゴール前1ヤードのランでTD。一気に相手を突き放した。

増田監督は「4年生が出場していて、なかなか出場機会が限られたなかで結果を残してくれた。本人やチームにとっても良かった」とねぎらった。

次戦は31日に立命戦(王子スタジアアム=無観客)を控える。渡辺は「立命大に勝たないと先(西日本代表決定戦)に進めないことが分かっているので、自分のやるべきことを着実にしたい。その結果として勝ちがあればいいなと思います」と意気込んだ。【三宅ひとみ】