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今日の誕生日

ブライアン・オーサー(1961年)

カナダの元男子シングル選手、現在はコーチ。84年サラエボ

で、五輪史上初めてトリプルアクセルを成功させ、銀メダル。88年の地元カルガリー五輪でも銀。コーチ業では金妍児、羽生結弦、紀平梨花らを指導している。

88年カルガリー五輪の「ブライアン対決」についてはこちらの記事を>>


安藤美姫(1987年)

日本の元シングル選手。五輪2大会出場。07、11年世界選手権金メダル。→20年Pick Up!(最終項にリンクあり)

江川マリア(2003年)

日本の女子シングル選手。福岡・香椎高2年。21年西日本選手権ジュニア女子4位、全日本ジュニア16位。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2021年10月2日
2021年10月2日

21年10月2日、フィギュアスケート・カーニバルオンアイスで演技する無良崇人。

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プレーバック

「全日本選手権」2007年

浅田真央(17=中京大中高校)が2連覇を達成。

演技を終えた浅田は首をひねり、苦笑いを浮かべた。悔しさが残る2連覇だった。演技後、口から漏れたのは「連覇はうれしいけど、3回転半を失敗したことが悔しいです。世界選手権では必ず成功させたい」という素直に優勝を喜べない複雑な感情だった。

“世界新”をマークしたSPの勢いに乗って臨んだフリー。白を基調とした衣装を身にまとい、最初の3回転半に挑んだが空中でジャンプが崩れた。「練習では良かったんだけど…。もっと自信を持って、自分の気持ちを前に出していけばよかった」と振り返った。

それでも失敗を引きずらなかった。3回転半に続く3回転フリップ-3回転トーループの着氷が乱れたが、最後までしなやかで繊細な滑りを披露。「最後はプログラムを覚えていない。あまり何も考えずにいきました」。SPの不調は考えすぎで悪循環に陥ったことが原因だっただけに、今大会のテーマ「無心」を大舞台で実践してみせた。

ロシアにわたりバレエを磨いた今季、ボリショイ劇場を訪れた。毎日1時間のレッスン以外に本場のバレエを体感することで、指先まで神経を使う繊細な動きを身につけた。母匡子さんも「子供のころにも習っていたけど、本場のロシアで本格的に習うのは初めてだから」と効果を評価する。ジャンプを失敗しても、芸術要素でそれを埋め合わせられるところも武器だ。

次は世界選手権の金メダル獲得が一大目標だ。最大の敵は今季、圧倒的な強さを見せる同い年の金妍児(韓国)。「この試合で悪かったところをもう1回振り返って世界選手権でしっかりパーフェクトにできるようにしたいと思います」。金の母国韓国で行われる2月の4大陸選手権で3回転半ジャンプを試運転。完ぺきな状態に仕上げ、「決戦」で真の世界一をつかみ取る。