スノーボード・ハーフパイプのW杯今季開幕戦の決勝が行われ、冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)は87・25点で4位に入った。今夏の東京五輪にスケートボードで出場し「二刀流」を目指す平野歩は3大会連続の冬季五輪出場に前進した。

平野流佳(19=太成学院大)が89・25点で優勝、2020年2月以来となるW杯通算2勝目を挙げた。昨季世界王者の戸塚優斗(20=ヨネックス)は87・75点で3位だった。女子は22歳の冨田せな(アルビレックス新潟)が76・00点で2位に入った。

 

◆夏冬両五輪に出た日本選手 過去に女子3人、男子1人計4人。スピードスケート女子で84年サラエボ大会から4大会連続出場し、92年アルベールビル大会1500メートル銅メダリストの橋本聖子は、夏季の88年ソウル大会から3大会連続で自転車の代表に選出。関ナツエと大菅小百合も冬季はスピードスケート、夏季は自転車の代表。男子は88年ソウル、92年バルセロナ大会に出場した陸上短距離の青戸慎司が、冬季の98年長野大会ボブスレー4人乗りに出場した。しかし夏冬両方の五輪でメダルを獲得した選手はいない。