2大会ぶり出場のBシード大阪桐蔭(大阪第3)が札幌山の手(南北海道)との“力勝負”を制し、初戦を突破した。

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前半3分に先制を許したが、同15分にラインアウトからモールで押し込み、5-7。27分には、ゴール前ラックからNO8林慶音(3年)がインゴールに持ち込み、逆転トライ。後半20分には再びゴール前ラックから林が2本目のトライを決めた。「接点は負けられません」と林。大阪桐蔭の目指すスタイルは体、パワーを前面に出したフィジカル・ラグビーだから、譲れない。

トライ数は4本対1本で、スコアは15点差。爆勝ではなく競り勝ちだが、実は想定内でもあった。綾部正史監督(46)は「出来は悪かったかもしれませんが、これが花園初戦ということでしょう。まあ、ウチは制限もかけてやってましたし」。球を動かさず、FWの近場勝負がテーマ。あえて相手の土俵に戦場を絞り、力で打ち破った。SO河村ノエル(3年)は「まだまだ課題は多いです」と気を緩めない。3大会ぶり2度目の頂点へ。階段を1歩ずつ上っていく。

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