全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)が5日、東京体育館で開幕する。男子は東京学館新潟が2年連続14度目の出場。チームの中心となるのは191センチの長身を生かしたスパイクが持ち味の木下柊人(しゅうと)主将(3年)だ。5日の1回戦は橘(神奈川)と対戦する。

東京学館新潟主将の木下がチームを8強へと導く。持ち味は191センチの長身を生かしたスパイク。春高に向けて県予選の課題でもあったレシーブも強化した。12月には日本航空と練習試合を行い、サーブカットの返球率が県予選よりも安定し、レシーブの粘り強さも増した。

県予選では披露していない攻撃も練習を重ねた。これまでオープンやレフトから打つことが多かったが、速いトスの攻撃や、レフトだけではなくライトの攻撃も使えるようになった。渡辺健太郎監督(37)は精神面と今後の成長を期待して主将を木下に託した。「チームのミスは自分のミス」。木下は全責任を背負う覚悟でプレーでも精神面でもチームを引っ張っていく。

昨年の春高は高身長の佐賀学園に0-3でストレート負け。昨年初めて春高を経験した木下は「1試合目がカギになってくる。声出しなどで自分たちの雰囲気をつくり、自分たちのバレーを展開したい」と言う。チームのプレースタイルである粘り強いブロックとレシーブから、攻撃につなげてポイントを稼ぐ。東京体育館の大舞台。昨年のリベンジに燃えている。

◆木下柊人(きのした・しゅうと)2004年(平16)2月26日生まれ、長岡市出身。長岡西中出。2年から春高を経験。191センチ。

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