6日の日本学生氷上競技選手権(インカレ)を制した山本草太(22=愛知・中京大)が、堂々の完全優勝を果たした。

ショートプログラム(SP)に続き、フリーもトップの152・25点を記録し、合計は2位に27点差をつける241・59点だった。冒頭の4回転サルコーを危なげなく着氷するも、続く4回転トーループは回転不足となった。それでも、後半はコンビネーションジャンプを連続で決めるなど冷静さを失わず、しっかりと演技をまとめた。「3本のコンビネーションをやったのが良かった。無理せず冷静にできた」、と控えめに振り返った。

昨年大会は、地元開催も、本来の力を出し切れず8位に終わっていた。「昨年は精神的に苦しい時期に出た国体だった」。同じ舞台で雪辱を果たし「1年たって成長した姿を見せられた。リベンジを果たせた」と力強く話した。

山本は、大学の後輩、和田龍京(きみちか、21)とともに愛知勢の都道府県別成績で優勝も果たした。「龍京と一緒に優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。

2位は森口澄士(20=京都・同志社大)で214・30点、3位は須本光希(20=大阪・関西大)で205・49点、4位は大島光翔(18=埼玉・明治大)で204・86点、5位は山隈太一朗(21=兵庫・明治大)で200・75点、6位は本田ルーカス剛史(19=滋賀・同志社大)で197・56点だった。