フィギュアスケート女子で平昌五輪4位入賞の宮原知子(木下グループ)が24歳の誕生日を迎えた26日、自身のブログで現役引退の意向を表明した。「2022年3月26日」と題し「この度、現役を引退することを決断いたしました。唐突なご報告で申し訳ありません。いつが良いか思案した結果、自分の誕生日にしよう! と思い、本日となりました」とつづった。

理由については「今シーズン、スケート人生で1番、自分と向き合い、毎日を大切に過ごしてまいりました。これまで以上に、もうこれ以上はできないと納得いくまで練習し、試合に臨んだシーズンでした。私の中で悔いはなく、やりきったという気持ちでいっぱいです」とし、合わせてもう1つの投稿で「スターズオンアイス・カナダツアーへ日本人で初めて全公演キャストメンバーとして出演させて頂くことが決まりました。このようなチャンスをいただくことができ、本当に感謝しています。私にとって最高の誕生日プレゼントです!」とプロスケーターとしての活動を明かした。

宮原は今季、全日本選手権で5位。3人の北京五輪代表に入ることはできなかったが、充実した内容で過ごした1年だった。周囲への感謝の思いを記した上で「新しい幕を切り開いた、新しい宮原知子を今後ともどうぞよろしくお願い致します」と引退報告の投稿を締めくくった。