2月の北京五輪フリースタイルスキー・モーグルに出場した静岡県袋井市出身の杉本幸祐(こうすけ、27=デイリーはやしや)が4日、同市のスポーツ栄誉賞を受賞した。3月に制定されたばかりの賞。第1号の受賞者となった。大場規之市長(58)から「目標に向かう姿勢に元気をもらった」と称され「賞に恥じないよう、あと4年間挑戦し続け、2026年のミラノ五輪では自分の滑りをして勝ちたい」と力を込めた。

【関連記事】スポーツのニュース一覧

初出場の大舞台で、県勢初となる冬季五輪のメダルを期待された。予選を日本人トップで通過。しかし決勝2回目で右手ストックの先が折れ、3回目に進める6位以内を逃した。ストックの破損に気づいた直後について「慌てるよりもどう滑るか、びびらずに対応できた」と振り返った。この日、市役所ロビーでは幼少期に所属していた地元の袋井南少年野球クラブと空手の翔友会の選手らに出迎えられ、笑顔で記念写真に納まった。【倉橋徹也】