東京オリンピック(五輪)ボクシング女子フライ級銅メダルの並木月海(23=自衛隊)が出場予定だったアジア大会延期にも前向きな姿勢を示した。15日、東京・墨田区総合体育館で開催されたイベント「すみだボクシング祭」で集まったファンのためのトークショーとミット打ちに臨んだ。

今年の大きな舞台だったアジア大会(中国・杭州)が延期されたことについて並木は「オリンピックもそうですが、コロナ禍では自分がどうにもできないことがあるので気にしていないです。もう次に向かって切り替えています」とプラス思考。現在、開催中の女子世界選手権(トルコ・イスタンブール)も不参加だったが「いろいろな選手を見られるし、客観的に大会をみています」と口にした。

24年パリ五輪への意欲についても明言こそしなかったものの「今は『次に』というスタートが切れている。気持ちは入ってきていますね」と笑顔。6月にはカザフスタンで計画されている国際大会が決まれば出場したい意向も持っているという。