「89ERSのバスケット」でB1昇格を勝ち取った!仙台89ERSが香川ファイブアローズに2勝1敗と勝ち越し、PO決勝進出を決めた。この結果、仙台は上位2チームに入り、16-17シーズン以来のB1復帰が決まった。

誰にもJBを止められなかった。ジャスティン・バーレル(34)が前半だけで4つのダンクシュートを含む21得点。成功率は驚異の8割と大暴れで、香川を圧倒。前半を56-30と大きく突き放した。バーレルは後半にも3つのダンクを決め、チームの勢いを絶やさず。ホームの応援を背に猛追する香川を振り切った。

今季掲げたスローガンは「上昇」を意味する「Ascend」。その通りに、見事B1へと上昇した。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=36)は「今季頑張り抜いた選手たちを誇りに思いますし、スタッフもサポートし続けてくれて本当に感謝しています。みなさんの思いが今日、この結果につながったのかなと思います」。月野雅人主将(33)は「やっと皆さんと一緒に喜べる機会を得られてうれしく思います」と4年間抱き続けた目標の「B1昇格」達成を喜んだ。

昨季、PO準決勝で敗れて流した悔し涙が、2年越しで歓喜の笑顔に変わった。もう1つの目標である「B2優勝」も実現し、笑顔満開でB1に乗り込む。【濱本神威】