北海道銀行が18年女王の富士急を下して5勝目を挙げ、上位4チームが出場できるプレーオフ進出へ大きく前進した。

2-2の同点に追い付いた直後、先攻の第6エンド(E)でハウス中央付近にストーンを集め、相手ミスを誘い4点をスチール。第7Eでも2点をスチールして突き放した。スキップ田畑百葉(19)は「序盤は我慢の展開でしたが、6Eで4点取れたのはすごく大きかった。あそこで自分たちの流れになった」と振り返った。

平均年齢19歳の若いチームが、前日24日には3月の世界選手権に出場した中部電力、この日は18年日本選手権優勝の富士通と“4強”のうち2チームを撃破。田畑は「強いチームに勝てて、ほっとしているのと、うれしい気持ちの両方」と心境を口にした。

5勝1敗で予選リーグは残り2戦。26日は北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレと対戦する。田畑は「私としてもチームとしても、とても楽しみしている。緊張すると思うが、今日のような試合をしたい」と気を引き締めた。