錦織圭が、東京に戻ってくる! 日本テニス協会は26日、10月3日に開幕する男子世界ツアー公式戦楽天ジャパンオープン(東京・有明)の出場予定選手の一部を発表。12、14年優勝の錦織圭(32=ユニクロ)に加え、東京五輪金メダルで世界2位のアレクサンダー・ズベレフ(25=ドイツ)、同6位で全仏準優勝のカスパー・ルード(23=ノルウェー)の3人が出場予定とした。

また、車いすテニス部門には、世界王者で、男子史上初の生涯ゴールデンスラムを達成した国枝慎吾(38=ユニクロ)が出場予定だ。正式なエントリー締め切りは、大会開始日の6週間前、8月22日。

楽天ジャパンオープンは、20、21年が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が中止。22年の今年は19年以来3年ぶりの開催が決まった。錦織は、右ひじの故障で19年大会を欠場しており、準優勝した18年以来4年ぶりの同大会出場となる。錦織は、現在、今年1月に内視鏡手術を受けた左股関節のリハビリ中。21年10月の米インディアンウエルズ大会以来、実戦から遠ざかり、世界ランキングは160位にまで転落した。

8月15日にカナダ・バンクーバーで行われるツアー下部大会にエントリーしたことが26日に明らかになった。初めて、錦織自身から復帰する大会を定めた。同21日に米ウインストン・セーラムで開かれるツアー大会の主催者は、主催者推薦枠を与えることを発表している。同29日に開幕する全米(ニューヨーク)は、自動エントリーのため名前が掲載されているが、予選に出て勝ち上がるか、本戦の主催者推薦枠をもらわない限り、本戦の出場はかなわない。