日本体操協会は15日、29日に開幕する世界選手権(英国リバプール)の日本女子代表、笠原有彩(18=レジックスポーツ)が左足前十字じん帯損傷のため、補欠だった渡部葉月(中京ジムナスティック)が正代表になると発表した。

笠原は2日の跳馬の練習中に負傷。6日の検査結果では、チームに帯同し、英国の事前合宿地で行う23日の試技会で最終判断を行う予定だった。しかし、13日に田中光女子強化本部長が所属先のコーチ、本人と話した結果、現在の状況では間に合わないと判断した。

笠原は、同協会を通じ、「悔しい気持ちでいっぱいですが、前を向いて、完全復帰できるよう頑張りたいと思います」とコメントを出した。新たな補欠には、芦川うらら(日体大)が選ばれた。