今季GP2戦目の島田高志郎(21=木下グループ)に、うれしく、自信となる結果が待っていた。

「点数ですね。あんなにも出るとは。すごくいいサプライズを頂きました!」。

ショートプログラム(SP)5位からのフリー。得点が166・35点と表示されると、驚きがあった。

冒頭のサルコーは4回転が3回転になったが、ミスを引きずらない。続く4回転トーループを決めると、チャップリンが生まれた国でその世界観を氷に乗せていく。「マイムとかでは歓声が上がったり、温かい応援が最後まで自分自身を押せた要因でした」と感謝した。合計247・17点の4位とし、GPでは自身の過去最高順位となった。

第1戦スケートアメリカでは、急きょ出場が決まり、ステファン・ランビエルコーチが帯同できなかった。この日、「明るさ、輝きをみせてきなさい」と演技に送り出された。「何よりもステファンが喜んでくれたのがうれしい」と結果を受けてうれしさを分かち合った。

「自信を持つ、持たないというのは全部自分の中にある」。GP2戦で得た経験を糧に、年末の全日本選手権(大阪)へ向かう。

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