ヴォレアス北海道がフルセットの接戦の末、サフィルヴァ北海道との北海道ダービーを制し、首位に浮上した。2セットを先取され、後がない状況だったが逆転で勝利をつかんだ。第2セット途中から出場した佐々木博秋主将(28)が18得点を挙げるなど、チームに流れを引き寄せた。「僕はこういうゲーム展開が好き。強い相手であったり、こっちが劣勢のところから勝てたらかっこいいじゃないですか」と試合後、表情を崩した。

開幕前に左足首や腰などを故障。コンディション不良の時期こそあったが、連覇&V1昇格を目指すチームを引っ張る立場として「使われた時には全力を出す」と責任感は強い。次戦は12月3日に敵地で試合を予定している。「次は、もうちょっときつくなっても我慢して、優位にゲームを進められるようにしたい」と気を引き締めた。

■サフィルヴァ、2セット先取も流れを奪われる

サフィルヴァ北海道は逆転され、北海道ダービー勝利はならなかった。前半2連続でセットを奪取したが、第3セットを奪われた後から、相手に流れが傾き勝利を逃した。チームトップの29得点と活躍した郡浩也(26)は「ヴォレアスの意地というか、負けないぞというのが伝わってきた。これが僕たちの現在地。ここからは上がるしかないので次は勝ちたいと思う」とリベンジを誓った。