B3岩手ビッグブルズが6日、「ユース育成特別枠」選手登録記者会見を行った。ユース育成特別枠とは、Bリーグがユースの価値向上と育成強化の促進を目的とし、今季より新設した制度。岩手は同クラブのU-15からPG北條永遠(とわ、15)とPF鈴木琥太郎(14)の2人を登録した。(最大ベンチエントリー数は、現行12枠に2枠を加えた14枠となる)

北條は「この経験を絶対に無駄にしないで、高校や将来に向けてレベルアップしていきたい」。鈴木は「メンタリティーや技術、人間性を吸収できるように頑張ります」と意気込んだ。篠原滋GMは「2人には『記念や思い出作りではない。覚悟と責任を持って取り組んでほしい』と伝えました。皆さんに納得して応援してもらえるような選手になってほしい」と、2人の将来に期待を寄せた。

お手本にしていきたい選手として北條は横川俊樹主将(27)、鈴木は仁平拓海(28)を挙げ、北條は「(横川選手の)常にエナジー全開で、全力でプレーをする姿に憧れています」。鈴木は「中からも外からもシュートを決めるところやチームの雰囲気の中心となっているところが憧れです」と語った。

憧れを乗り越える。2人は10、11日東京U、1月14、15日岡山、1月28、29日山口戦に帯同。試合出場を目標に、プロでしのぎを削る先輩から学び、自身のキャリアアップを目指す。【濱本神威】