6区(20・8キロ、芦ノ湖~小田原)

往路優勝の駒大は当日エントリー変更で起用されたルーキー伊藤蒼唯(1年)がスタートから軽快に飛ばした。

5キロ地点で、トップと30秒差でスタートした往路2位の中大の若林陽大(4年)との差を43秒差に、同2分3秒差でスタートした往路3位の青学大の西川魁星(4年)に2分35秒差と大きく差を広げた。

9キロ地点の小涌園前では中大と45秒、青学大に3分30秒差とさらに差を広げ、伊藤が完全に独走態勢をかためた。

追い上げを見せたのが、トップと4分23秒差でスタートした往路5位の早大の北村光(3年)。8・3キロ地点で、23秒先にスタートした往路4位の国学院の島崎慎愛(4年)を抜き去ると、14・5キロ地点でスタート時に2分20秒差あった青学大の西川も抜いて一気に3位に浮上した。

ペースの上がらない青学大の西川はブレーキとなり、16・5キロ地点で国学院大の島崎にもかわされて5位に後退。さらに20キロ地点で法大、20・5キロ地点で創価大にも抜かれて、連覇の夢が大きく遠のいた。

トップを独走する駒大の伊藤のペースは衰えず、17・7キロ地点で沿道に向かって左手を上げてガッツポーズをする余裕も見せて、小田原中継所でトップでタスキを渡した。

2位はトップと47秒差で中大が通過した。3位は同4分59秒差で早大、4位は同5分37秒差で国学院大、5位は同6分39差で法大、6位は同6分55秒差で創価大、連覇を狙う青学大は同7分4秒差で7位と順位を落とした。