北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレが、ワールドツアー最高峰グランドスラムの1つとなる大会で優勝した。日本勢初の快挙。決勝でカナダのチーム・エイナーソンを5-3で破った。

世界チームランキング1位の強敵を相手に、同7位のロコ・ソラーレは第1エンドに2点先取。第2エンドには不利な先行で1点を加えるなど、序盤から優位に運んだ。8エンド制の前半を3-1とリードして折り返すと、後半も反撃をしのいだ。

サードの吉田知那美は決勝進出を決めた前日に、自身のインスタグラムを更新。「明日ロコ・ソラーレの大きな夢の1つグランドスラム決勝を戦います。戦うだけじゃなく、ロコ史上最高のパフォーマンスを更新しに行ってきます」と決意をつづっていた。チーム全員で、その大きな夢を実現させた。

ロコ・ソラーレは昨年11月、カナダのカルガリーで行われたパンコンチネンタル選手権に女子日本代表として出場し、初代女王となった。

今後は今月27日開幕の日本選手権(北海道北見市常呂町)に連覇を懸けて出場予定。

◆グランドスラムでの日本勢 ロコ・ソラーレは19-20年シーズンに3大会連続ベスト4などの実績があるが、決勝進出はこれまでなかった。北海道銀行が19年10月のマスターズで準優勝を収めている。