9年ぶりに国内開催された国際親善試合で、全日本選抜チームが米大学アイビーリーグ選抜チームに4点差で敗れた。
国内最高峰のXリーグから54選手(うち外国籍7選手)と、大学から6選手の計60人が選出されたオールスターチーム。最初の攻撃シリーズで、まず日本が先制した。第1クオーター(Q)にK佐伯真太郎(パナソニック)が30ヤードのFGを決めた。
その後は、米アイビー選抜に本場の意地を見せられる。敵陣深くまで攻め込まれて残り1ヤード、RBスミス(ブラウン大)にTDランを浴びた。トライフォーポーイントも決められ、日本が3-7と逆転された。さらにインターセプトも喫するなど押される展開となった。
なかなか前進できない第2Q、日本は慶応大卒のQB高木翼(富士通)に代えて、早稲田大OBのQB政本悠紀(IBM)を投入。得意のラン、短く刻むパスを重ねたものの、TDには至らなかった。
このQは無得点で推移していた中、残り6分47秒でDL藤谷雄飛(富士通)がタックルで相手ファンブルを誘う。ターンオーバー。K佐伯が40ヤードFGを決めて6-7とした。
最後は、前半ラストプレーで一発TDを狙った米アイビー選抜のパスをDBジョシュア・コックス(パナソニック)がインターセプト。1点ビハインドで折り返した。
第3Q、最初の得点は米アイビー選抜だった。キックオフリターンで大きく陣地を稼ぐと、前進して最後はRBマルコム(ペンシルベニア大)が2ヤードのTDランを決めた。
リードを8点に広げられた全日本も、すぐTDを奪い返す。この試合、新たな試みとしてXリーグでプレーする外国籍選手が登録された中、レギュラーシーズンとライスボウルのMVPをダブル受賞したRBトラショーン・ニクソン(富士通)と、RBミッチェル・ビクタージャモー(パナソニック)が躍動。ニクソンのラン中心に敵陣39ヤードまで進むと、QB高木からビクタージャモーへ短いパスが通り、そのまま左サイドライン際を抜けてエンドゾーンに駆け込んだ。2点コンバージョンは失敗したが、2点差に迫った。
次のシリーズで米アイビー選抜にFGを決められ、5点差を追う全日本がついに逆転する。QB高木からWRサマジー・グラントへのロングパスが決まり、最後はRBニクソンが1ヤードTDラン。さらに2点コンバージョンでフリーフリッカーからQB高木へのパスが通り、国立が沸いた。20-17と先制以来のリードを奪った。
第4Q、追う側に回った米アイビー選抜は、WRビル(ハーバード大)がリバースプレーで大きく前進。敵陣に入り、QBグローバー(ペンシルベニア大)がキープしてエンドゾーンまで一気に持ち込み、再逆転した。
20-24で全日本は再びQBを政本へ。パスや自らのドローで前進。罰退の後、RBニクソンがスクリーンパスでロングゲインで窮地から救った。最後は敵陣7ヤードからの第4ダウン残り3ヤードでギャンブル。政本のパスはWRサマジーに渡ったが、惜しくもエンドゾーンの外で無得点だった。4点ビハインドのまま相手に攻撃権を渡した。
この後、米国のダウン更新を止めることができず。残されたのは自陣12ヤードからの8秒だけで、最後のプレーを止められてタイムアップ。米大学ディビジョン1-AA(2部)のリーグ選抜を相手に接戦の末、白星を許した。【木下淳】


