女子シングルスの8強が出そろった。

3年ぶりの優勝を狙う早田ひな(22=日本生命)は、ジュニア女子を制した張本美和(14=木下アカデミー)に4-1で快勝した。

前回王者の伊藤美誠(22=スターツ)は1-4で敗戦。16強での敗退に「相手にやられっぱなしだった」と肩を落とした。

その伊藤を破ったのは大阪・四天王寺高3年の横井咲桜。21年の全国高校選手権で女子シングルス、学校対抗、女子ダブルスと3冠を達成した18歳が、準々決勝へ駒を進めた。

全日本で現役最多5度の優勝を誇る石川佳純(29=全農)は、1-3の劣勢から3ゲームを連続奪取し、逆転勝利。優勝した21年以来、2年ぶりの8強入りとなった。

6年ぶりの日本一を狙う平野美宇(22=木下グループ)も4-2で勝利した。

今大会は24年パリオリンピック(五輪)の選考を兼ねており、順位に応じてポイントが加算される。

準々決勝は28日午前に同会場で行われる。

◆準々決勝の組み合わせ

平野美宇-早田ひな(午前9時30分開始)

鈴木李茄-木原美悠(午前9時30分開始)

横井咲桜-出雲美空(午前9時30分開始)

石川佳純-佐藤瞳(午前10時30分開始)

◆今大会で加算されるポイント数

1位=60点、2位=50点、3、4位=40点、5~8位=25点、16強=10点、32強=5点

◆大会前の選考ポイント上位8人

〈1位〉早田ひな(164点)

〈2位〉伊藤美誠(117・5点)

〈3位〉平野美宇(109点)

〈4位〉木原美悠(106点)

〈5位〉芝田沙季(102点)

〈6位〉長崎美柚(97点)

〈7位〉石川佳純(87点)

〈8位〉佐藤瞳(69点)