B2東地区3位福島ファイヤーボンズが西地区4位愛媛オレンジバイキングスに78-91と敗れた。チーム最多の1試合平均17・8点を誇るグレゴリー・エチェニケ(32)が、23得点12リバウンドのダブルダブルを達成しチームをけん引したが、後半から勢いを増した愛媛の猛攻に屈した。

第1クオーター(Q)からエチェニケが爆発した。0-4からエチェニケが連続7得点。第1Qを20-19とものにしたが第2Qを終え36-37。第3Qは愛媛の猛攻に崩され、52-65と13点のリードを許した。しかし、福島も第4Qに負けじと猛追。残り2分43秒、エチェニケの2点シュートが決まり、70-77。さらに、村上慎也(31)がレイアップシュートを決めて、72-77と5点差まで詰め寄ったがそこまで。最後は再び引き離された。

これでチームは40試合を消化。昨年10月2日、佐賀との開幕節第2戦から6連敗と出遅れた福島は、今季の3分の2を終えて18勝22敗まで盛り返している。残り20試合のうちホーム戦は今日19日を含めて8試合。佐野公俊ヘッドコーチ(40)は「ホームを守るという意味でも、ホームでは負けてはいけない。残り20試合、1つ1つを大事に、ホームではすべてを勝つつもりで。まず明日(19日)1つ取って、少しでも上に行けるようにやっていきたい」と意気込んだ。2年連続のプレーオフ進出に向け、ホームではもう負けられない。【濱本神威】