「てっちなペア」こと吉田知那美(31)清水徹郎(35)組が白星発進を決めた。序盤から複数得点を重ね、11-1で船木有沙、鎌田優斗組を下した。

完勝で今大会1勝目を挙げた吉田知は「私たちは私たちの目標でやっていますが、過去5年で1番いいパフォーマンスでした」と笑顔。昨年12月以降の混合ダブルスの強化合宿では「最下位だった」と明かし、「これではダメ」と気合を入れて臨んだ。

今月上旬に閉幕した4人制の日本選手権では、ロコ・ソラーレのサードとして連覇に貢献。ダブル優勝が懸かるが「日本の混合ダブルスは甘くないので。最後まで胸を借りてやる。混合ダブルスと4人制は全く別と思っている」とし、おごり高ぶることなく目の前の1試合に集中する。

次戦は22日に前回準Vの松村千秋(30)谷田康真(28)組と対決する。清水にとって、谷田はコンサドーレの元チームメート。「今の日本代表選手ですし、楽しんでカーリングをしたいです」と静かに闘志を燃やした。

今大会は無観客開催で、21チームを3ブロックに分けた予選リーグを経て、25日から準々決勝以降が行われる。優勝チームは世界選手権(4月22~29日、韓国)の出場権を獲得する。