こんにちは。仙台89ERSヘッドコーチの藤田弘輝です。25、26日はアウェーで琉球ゴールデンキングス戦がありました。結果は、第1戦がオーバータイムの末、73-75、第2戦が70-75と連敗しました。

まず個人的には、20-21年シーズンまで指揮を執っていた沖縄アリーナで2年ぶりにバスケットをすることができ、そして、本当に温かく迎えていただいた沖縄のファンのみなさまに感謝しています。第1戦は、選手たちが45分間、力を出し尽くしてファイトし、自分たちのペースで試合ができました。チームディフェンスも徹底できましたが、第2Q以降のキングスさんのインテンシティ(強度)がすごくて、そこにやられました。

第2戦は、金城茂之アシスタントコーチの「琉球ゴールデンキングス背番号6、永久欠番セレモニー」が試合後行われましたが、本当に素晴らしいキャリアで、茂さん、おめでとうございます。僕自身も沖縄にはいろんな思いがありますが、昨日、今日と勝ちたかった試合、勝てた試合を落としたことは本当に悔しかった。選手たちは2日間ファイトしてくれましたし、本当に誇らしい。でも、キングスさんのゲームが決まる時の決定力はさすがで、点差が開いた時のインテンシティが本当に素晴らしかった。ただ、僕らもバスケットで負けたとは思っていないので、自分たちに足りないものをしっかり見つめ直して取り組んでいきたいと思います。

シーズンはこれでちょうど4分の3が終了。22日には千葉Jに勝ち、琉球には自分たちのバスケットをすることができました。残り15試合、ひとつでも勝利を積み重ねることができるようファイトしていきます。4月1、2日はホームでFE名古屋戦です。引き続き、黄援よろしくお願いいたします。

 

◆第1戦 オーバータイムの末、琉球に振り切られた。第4Q残り2分では64-59とリード。そこから追いつかれ、オーバータイムでは71-71で琉球・岸本隆一の3点シュートがさく裂。仙台はネイサン・ブースの2点シュートで73-75と追いすがるも惜敗した。

◆第2戦 第3Qを終えて53-48とリード。だが、第4Q終盤にファウルで得たフリースローを琉球・アレン・ダーラムが確実に沈め、勝利を引き寄せた。仙台はラショーン・トーマス、ジャスティン・バーレル、青木保憲が2桁得点を挙げたがあと1歩及ばなかった。