Vリーグ1部(V1)女子のNECレッドロケッツが、皇后杯連覇を飾った。

決勝で久光スプリングスと対戦。2大会ぶり9度目の優勝を目指す名門を3-1で退け、2度目の栄冠を手にした。

第1セット(S)からエース古賀紗理那が全開。スパイクやブロックを決めて11-4の大量リードに導くと、そのまま25-17でセットカウントを先取した。続く第2Sは21-25で失ったものの、第3Sは上野のサービスエースや山田のブロックなど4連続得点でリード。さらに要所で古賀にブロックが飛び出し、25-19で取り返した。第4Sも序盤からドルーズ、古賀らのスパイクなど一気の6連続得点でセットを優位に運んだ。最後マッチポイントから相手のスパイクがアウトとなり、25-18で勝利を収めた。

16日の準決勝後には「力比べだと思う。一番は楽しんでプレーしたい」と話していた古賀は、「本当に最高です。特に今日はオフェンスで点数を取っていこうという意識で入ったので、貢献できて良かった。チームとして成長できるようにやっていきたいと思います」と、笑みをはじけさせた。

キャプテンとしてチームをけん引し、この日もスーパーレシーブを見せるなど活躍したリベロの小島は「連覇がかかっていて周りからの期待は大きかった。苦しい時に助けあって我慢して、自分たちのバレーを展開できて良かった」と、安堵(あんど)の表情を浮かべながら振り返った。

日本一のバレーボールチームを決める大会で、女王NECがチーム力の高さを証明した。