7位の東京グレートベアーズが、3連勝を飾った。
ホームで4位のJTサンダース広島と対戦。初のファイナルステージ進出へ向けてカギを握る大切な一戦を、3-1(25-22、19-25、25-20、25-19)で制した。
左手指の負傷から復帰を果たし、昨年12月23日の東レ戦以来の出場となったエース、ラファエル・アラウージョ(32)が躍動した。患部に包帯を巻きながらも、鋭いスパイクを連発。勝負どころでチームを勢いづけ、両軍トップの23得点をたたき出した。ここまでチームを支えてきた日本代表の柳田将洋(31)も、得意のバックアタック5本を含む15得点でけん引。第2セットこそ落としたものの、終始主導権を譲らず、大歓声も味方に格上を打ち破った。
2週間ぶりの試合となったが、「それぞれのストロングポイントは何なのか、より理解できた期間だった」(カスパー・ヴオリネン監督)とプラスに捉えて練習に励んできた。この日のMVPを獲得したアラウージョは、ファンからの温かい出迎えの拍手を受けて、にっこり。207センチの体にこの日お披露目となったシルバーユニホームをまとい、「帰ってきてチームを助けられて本当に良かった」と声を弾ませた。
FC東京から生まれ変わって迎えた1年目の昨季は、10勝26敗の8位に終わった。今季から、柳田に加え、日本代表で活躍したセッター深津旭弘も加入。WD名古屋でコーチ経験があるヴオリネン監督を招聘(しょうへい)し、上位進出を目指している。ここまで9勝16敗の7位。ファイナルステージ出場圏内(6位以内)には届いていないが、6位の東レに2勝差とし、射程圏内に捉えた。
ケガで欠場が続いていた期間、「すごく難しい時間を過ごした」と話したアラウージョ。「大事な時に帰って来られてうれしい。直接対決が残っているので、そこに向けてプッシュしていけたら」と、勝利へ導く活躍へ目を光らせた。【勝部晃多】


