第一生命保険は19日、今夏のパリ五輪ブレイキン男子代表の半井重幸(22=ダンサー名・Shigekix)との所属契約を締結した。

半井は同日、東京・千代田区の本社で行われた所属契約&新CM発表会に出席。「2024年は自分にとって集大成。クライマックスに向かっている感覚がありますが、この所属契約が新たなスタートだと思っている。第一生命さんのパワーと僕のパワーをかけ合わせて、新たな挑戦をしていきたい」とあいさつした。会の中盤では激しいダンスも披露し、会場を盛り上げた。

この日は、同社所属で21年東京五輪スケートボード女子パーク金メダルの四十住さくら(22)、パリ五輪女子マラソン代表の鈴木優花(24)も登場。今月25日から放映開始の新CM「つながりの数だけ強くなれる」編には3人が出演しており、報道陣の前で映像がお披露目された。

半井は練習仲間たちとの撮影を振り返り、「テレビで流れた瞬間でも、ありのままの自分でいれている気持ちになった。素晴らしい映像になっている」と笑顔。競技の魅力を「言葉がなくてもつながれるところ」と語り、「全世界でブレイキンの人口が増えている。(言語の違いがあっても)時に言葉を交わす以上につながりを感じる瞬間がある」と力説した。

3人はいずれも、パリ五輪での活躍を目指している。6月まで続く五輪予選の真っただ中の四十住は「2連覇で恩返しをして、パリで桜を満開にできるように頑張りたい」と力強く宣言。鈴木はスタートからゴールまでの累積標高差が438メートルと起伏が激しいパリの難コースへ向け、「激しいアップダウンに特化した走り込みやペース変動についていけるようにスピード練習をしている」と対策に励んでいる。

半井は「お互いがベストを尽くして、良い結果を日本へ持って帰りたい。また皆さんの前で報告できればうれしいです」と思い描いた。