全日本柔道連盟は22日、グランドスラム・アンタルヤ大会(29~31日・トルコ)の派遣選手を発表し、男子66キロ級の阿部一二三、女子52キロ級の阿部詩(ともにパーク24)の兄妹や男子100キロ超級の斉藤立(国士舘大)らパリ五輪代表内定者8人が名を連ねた。

阿部一は「いつも通りコンディションを上げられている。五輪へ勢いをつけたい」と意気込み、腰に不安があるという阿部詩は「五輪の時に100%でない場合を想定し、良くない状態の中でどう勝つか」とテーマを掲げた。斉藤も「五輪へ不安を残さないよう、自分の良さを出し切って勝つ」と気合十分。いずれも五輪前最後の実戦になる予定だという。

男子は81キロ級の永瀬貴規(旭化成)90キロ級の村尾三四郎(JESグループ)100キロ級のウルフ・アロン(パーク24)、女子は48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)63キロ級の高市未来(コマツ)も出場。(共同)