パリ五輪で監督を務める梅原孝之競泳委員長(53)は、出場種目増へ柔軟な姿勢を示した。

代表選考会ではリレーも4人の合計による派遣標準記録を設定。800メートルリレー、400メートルメドレーリレーの男女4種目が突破し、対象の8人が代表に加わった。派遣標準記録に達しなかった男女400メートルリレー、混合400メートルメドレーリレーも日本は出場権確保の見込み。エントリーの可能性は「今後の話し合いで決めていく」とし、代表27人の中からのメンバー構成を視野に入れる。

選考会中には男子200メートル個人メドレーで内定した瀬戸大也(CHARIS)が、400メートルへの出場も熱望した。自身は国際水連の標準記録を突破し、現時点で松下知之(スウィン宇都宮)のみの内定で1枠を残す。瀬戸以外にも同様の例があり、梅原委員長はエントリー種目を増やす可能性に「ゼロではない」と言及。日本が目標に掲げる金メダルを含む複数のメダル獲得へ、よりよい形を探る。