バレーボールのイタリアリーグ・セリエA1部のプレーオフ準々決勝第5戦は27日(日本時間28日)に行われ、日本代表の高橋藍(22)が所属するレギュラーシーズン5位のモンツァが、3季ぶりの準決勝進出を決めた。

2勝2敗で迎えた、同4位チビタノーバとの準々決勝最終戦。3-1(25-23、25-23、20-25、25-22)で勝利を収めた。2連勝からの2連敗で崖っぷちに立たされていたが、最後は敵地で白星をつかみ取り、セミファイナルに駒を進めた。

高橋は、立ち上がりから鋭いサーブや多彩な攻撃を披露し、2セット連取に貢献。セットカウント1-2で迎えた第4セットには、冷静にブロックアウトを取ってマッチポイントを奪うなど、要所での活躍が光った。2点のブロックポイントを含むチーム2位の19得点をマークした。

自身初となるプレーオフで、4強入りを達成。試合後には写真撮影やサインなどで観客と交流するなど、ファンとともに喜びを分かち合った。

今月31日(同4月1日)からの準決勝は、レギュラーシーズン1位のトレンティーノと対戦する。代表で対角を組む石川祐希のミラノも2季連続で準決勝進出を決めており、ともに勝ち上がれば決勝で顔を合わせる。