柔道男子100キロ超級でパリ五輪代表内定の斉藤立(JESグループ)と日本男子の鈴木桂治監督が5日、福岡県の大牟田市総合体育館の開館記念式典に出席し、斉藤は「こうした場に招かれる立場になったのだと実感する。たくさんの方に応援され、五輪へ向かう気持ちが一層強くなった」と語った。

22歳の斉藤は初の五輪に備え、8日から韓国で約1週間の合宿を行うと明かした。日本男子重量級担当の百瀬優コーチと共に渡航し、強豪大学を拠点に稽古。組み手技術が巧みな選手が多い環境で、課題の修正を図る狙いがあるという。

鈴木監督は7月下旬開幕の大会へ「五輪まで少し時間があり、今はいろいろな人の激励を受ける時間でもある。この思いを胸に刻み、進んでいきたい」と思いを新たにした。(共同)