昨夏のバスケットボール男子W杯日本代表の渡辺雄太(29=グリズリーズ)が20日、来季からBリーグでプレーする意向を表明した。インスタライブで「日本でプレーすることに決めた」と明言。各クラブとの交渉はこれから始める。

   ◇   ◇   ◇

渡辺の発言を受けて、現役選手たちも続々と反応した。21年東京五輪でチームメートだったベンドラメ礼生(SR渋谷)は「子どもたちの夢だったNBAが、彼の存在で目指せる場所になった。彼がつくってきた道は、子どもたちに大きな影響を与えてきた」と表現。インスタライブはリアルタイムで見ていたという。「自分の口で発信するのは大事なこと」とも語った。

渡辺より1学年上のベンドラメは、延岡高時代に尽誠学園の渡辺と対戦したことがある。Bリーグで同じコートに立つ日が「楽しみ」と、早くも心待ちにしていた。

同じく東京五輪メンバーの金丸晃輔(三遠)は「本人の中で1つの節目をクリアしたという記事を目にした。次はNBAでの経験をBリーグで披露して欲しい」とエールを送った。

日本代表で主将の富樫勇樹(千葉J)は自身のSNSに、「6年間NBAでやれたのは雄太の努力でしかない」と投稿。海外でのプレー経験を持つ馬場雄大(長崎)は、「断言出来るのは、あなたの存在がなかったら今の僕はここにはいません」とつづった。