新潟アルビレックスBBのSF池田雄一(40)が来季現役続行の意思を明らかにした。

新潟はアルティーリ千葉に78-112で敗れ、今季通算7勝53敗で終了。東地区7位、全体14位とともに最下位で、23日のライセンス交付の判定会議でB3降格が正式に明らかとなる見通しだ。新潟一筋18年目のシーズンを終えたベテランは、チームの再建に尽力する意欲を見せた。

「僕自身はこのまま終われないと思っている」。試合後の会見で、池田は来季への意欲をあらわにした。今季最終戦で初先発、出場時間の26分24秒は自己今季最長だったが、結果は今季7度目の100失点で大敗。勝率1割1分7厘は60試合でのB2最低タイと、どん底に沈んだ。「何も修正できないまま終わった」と厳しく言った。

新潟は昨季B1からB2降格し、今季はB3降格が決定的。26年からは新編成されたBリーグが始まる。池田は「そこまでの2シーズン、意識を高めていかないと」と、精神的支柱にある覚悟をほのめかした。「落ちるところまで落ちた。前を向く以上に上を向かないと。できる限りのことをする」。戸惑うことなく次のシーズンに目を向けた。【斎藤慎一郎】