【グルノーブル=松本航、松本愛香通信員】ショートプログラム(SP)首位の島田麻央(16=木下グループ)が大会史上初の3連覇を飾った。
フリーもトップの125・74点を記録し、合計199・46点。191・75点で2位の和田薫子(グランプリ東海クラブ)を7・71点差で振り切り「総合1位はあり得ると思いましたが、フリー1位と言われて、ちょっとびっくりしました。悔しいけれど、3連覇はうれしかったです」と安堵(あんど)した。
史上初の快挙は悔し涙だった。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は着氷が乱れ、続く4回転トーループで転倒。大技を決めきれず、終盤の3回転ループも転倒した。それでもスピン3つが全て最高のレベル4。課題に挙げていたルッツ-トーループの連続3回転も成功させた。初優勝の22年トリノ大会から2年。3年連続の頂点を「最初は驚きで、2回目はすごくうれしさ。3回目はちょっと複雑な気持ちです」と振り返った。
世界の同世代をけん引する存在として、次の照準を20日開幕の全日本選手権(大阪)に移す。涙を拭った女王は「全日本という舞台は挑戦者として挑む。(シニアルールで)ショートにトリプルアクセルを入れることができる。そこは絶対に挑戦したい。フリーもジュニアのプログラム同様に、トリプルアクセルと4回転トーループは挑戦し続けたい。挑戦して、しっかり決めきることが目標です」と攻めの姿勢を貫く。


