全国高校ラグビー大会は7日、大阪・花園ラグビー場で決勝が行われる。頂点まで、あと1勝とした京都成章(京都)と桐蔭学園(神奈川第1)は6日、それぞれ最終調整した。5大会前の20年度と同一カードになったファイナル。京都成章は悲願の初優勝を、桐蔭学園は史上6校目の3連覇を懸けて頂点を争う。

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5大会ぶりの決勝を前にしても、京都成章に張り詰めた空気はなかった。奈良市内で約2時間、体を動かしてセットプレーなどを確認。関崎大輔監督(36)は「勝たなあかん、というより楽しんでいる感じ。準備する時間が楽しい時間になっているんだろう」。いくつも輪になって意見し合う選手の姿に、目を細めた。

決勝の相手は、初めて決勝に進んだ20年度大会で圧倒された桐蔭学園だ。昨春の全国選抜大会でも0-36と完封され、監督歴3年目の指揮官も「修正力がすごい。自分たちで分析して、全員でやる実行力がある」と衝撃を受けた。

「小手先では絶対、勝てない」と警戒する相手に対して、自信を持てる要素はタックルだ。「ピラニアタックル」と恐れられる、獲物に群がり、食いついたら離さない守り。左膝の負傷で今大会のピッチに立てないFB笹岡主将も「力強いディフェンスを見せてほしい」と願いを込めている。

優勝すれば同校初、京都勢としては05年度の伏見工(現京都工学院)以来4校目の快挙となる。「笹岡を日本一のキャプテンにする」と口をそろえる15人は、裏方に回る主将の思いも背負い、全員で“王者”に襲いかかる。【竹本穂乃加】