世界空手連盟のエスピノス会長は11日、東京などが立候補している2016年夏季五輪の実施競技入りを目指し、国際オリンピック委員会(IOC)に対して相手と対戦する「組手」のみで正式に提案する意向を明らかにした。

 空手には「組手」と、1人で演武を行う「形」があるが、来日中の同会長は「採点要素の大きい形はIOCへのアピールポイントが少ないと判断し、今回は見送る」と説明した。16年五輪の実施競技は、12年ロンドン五輪で行う26競技に2競技を加える見通しで、追加競技は来年10月のIOC総会で決まる。