<全国高校バスケット選抜優勝大会:帝京長岡74-71北陸>◇第4日◇26日◇男子3回戦◇東京体育館

 高校総体ベスト8の帝京長岡(新潟)が、2010年全国優勝の北陸(福井)に、74-71で逆転勝ちした。

 今大会初出場の帝京長岡は、205センチのセンター、タヒロウ・ディアベイト(1年)が36得点と、全得点のほぼ半分を稼いだ。北陸の206センチ、シェーク・ケイタ(1年)とのセンター対決が注目されたが、タヒロウはカットインも見せて、ケイタに競り勝った。

 最終第4Qを26-16として、7点差をひっくり返した柴田勲コーチは「前半は北陸のシュートが当たっていた。その相手のリズムの中でもしっかり我慢できたことが、最後に良い形で現れた。ミスを怖がらずにみんなでゴールに向かっていったのが良かった」と笑顔を見せた。

 明日の準々決勝では、前回優勝の明成(宮城)との対戦が予想される。柴田コーチは「このまま気持ち良く、逃げて帰りたい」と冗談を言った後、「王者の胸を借りて、思い切りやりたい」と気合を入れた。