<全国高校バスケット選抜優勝大会:能代工93-82東海大四>◇第4日◇26日◇男子3回戦◇東京体育館

 能代工が7年ぶりに8強入りした。

 PG長谷川暢主将が18点、C荒木直が12点と2回戦で不調だった3年生が本来の姿を見せ、07年の4強以来37度目のベスト8を決めた。佐藤信長監督(44)は「やっとここまで戻って来られた」とほっとした表情で話した。

 冬の選抜では、OBの佐藤監督は就任7年目で初のメーンコート。「ずっと勝たせてあげられなかったし、伝統校として残さなければならない結果から遠のいていたので、全国の能代工ファンや関わる全ての人に1つ良いニュースだと思う」と笑顔だった。長谷川は「(監督を)勝たせたいと思っていたのでやっと恩返しできた」とうれし泣き。

 準々決勝は福岡大大濠と対戦する。佐藤監督は「1番優勝回数の多いチームとして、目の前の敵を倒すことだけを考えていく」と話した。