<全国高校バスケット選抜優勝大会:市船橋60-49尽誠学園>◇第5日◇27日◇男子準々決勝◇東京体育館

 市船橋(千葉)が60-49で尽誠学園(香川)を下し、4年ぶり6度目のベスト4入りを果たした。

 市船橋は、32-25とした前半だけで、7本の3点シュートを決めて流れを引き寄せた。U-17日本代表の平良彰吾(2年)と岡野直樹(3年)が各3本をマーク、川上海斗(3年)も1本決めた。

 後半も2本を加え、3点シュートだけでチーム最多の15得点を挙げた平良は「自分のプレーに昨日、一昨日と納得がいかなかった。今日は力を抜いて良いシュートが打てた」と笑顔を見せた。それでもプレーに納得した訳ではなく、「まだまだ力を出せていない。持ち味のドライブからレイアップ、味方へのアシスト、ジャンプシュートを決めたい」と準決勝を見据えた。

 近藤義行コーチは「泥臭い粘りと粘りのチーム同士の戦いで、ロースコアになるのは分かっていた。でも、オフェンスが特長の尽誠学園を49点に抑えられて良かった」とニッコリ。準決勝の福岡大大濠(福岡)戦に向け、「これまで負けた借りを返したい」と言葉に力を込めた。