<高校ラグビー:東福岡43-12東海大仰星>◇準々決勝◇3日◇花園

 東海大仰星の2連覇の夢は準々決勝でついえた。春の選抜大会、夏の7人制に続き、公式戦3連敗。またも東福岡の壁を打ち破れなかった。

 前半2、5分と序盤に2トライを献上。コンタクトで上回る東福岡をなかなか止められず合計6トライを奪われ、後半終盤に2トライを返すのがやっとだった。

 後半25分のトライで一矢報いたWTB小原錫満(しみん=3年)は「想像以上の強さがあった。思い入れが強すぎて、出足に固さもあった。力不足でした」と力の差を痛感。100人以上の部員をまとめてきたフランカー西川壮一主将(3年)は、涙が止まらなかった。「メンバー外のみんなの思いを、勝ちにつなげられなかった。悔しいです」と仲間への思いをあふれさせた。

 湯浅大智監督(33)は「純粋に(東福岡が)強かった。生徒には、お疲れさまと言いたい」と受け止めた。