国際柔道連盟(IJF)が変則的な柔道を取り締まり、いきなり脚を取る「朽ち木倒し」の禁止を検討していることが19日、関係者の話で分かった。オランダのロッテルダムで開く21日のIJF理事会と23日の総会で話し合われる。IJFはしっかりと組んで戦う柔道を目指し、今年から立ち姿勢でズボンを握る行為に罰則の「指導」を与えるなど制限を設けてきたが、依然として変則的な柔道が横行しているため、厳しく対処することになった。朽ち木倒しのほかに、もろ手刈り、肩車、すくい投げも禁止技の候補に挙がっている。ルール変更が決まった場合、今秋以降の国際大会で運用される見込み。