<冬季アジア大会>◇6日目◇4日◇アスタナほか

 フィギュアスケートの女子ショートプログラム(SP)で村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が54・48点で首位に立ち、今井遥(東京・日本橋女学館高)が0・46点差で2位に続いた。男子はフリーを行い、無良崇人(中京大)が銀メダルを獲得し、町田樹(関大)は4位だった。スキーのジャンプ・ノーマルヒル(HS105メートル、K点95メートル)はカザフスタン選手に敗れ、吉岡和也(土屋ホーム)が2位、船木和喜(フィット)は6位。バイアスロンは男子20キロで永井順二(自衛隊)が優勝、女子15キロで鈴木芙由子(自衛隊)が銀メダルを獲得した。スピードスケート女子1500メートルでは小平奈緒(相沢病院)が2分1秒07で3位、高木美帆(北海道・帯広南商高)は5位だった。

 村上は冒頭の見せ場、2連続3回転ジャンプでつまずいた。「あっ、やばいと思った」と言うように、2つ目のトーループが1回転になった。勢いに乗る16歳も、初の国際総合大会で肩に力が入った。首位発進したが「順位より内容が大事なので、悔しい気持ちの方が大きい」。3回転フリップなど残りのジャンプはきれいに成功。若さあふれる演技で大歓声を浴びて「楽しくて失敗したことをすぐ忘れることができた」とはにかんだ。