「リアル竜女」が優勝で五輪切符を決定的にする。世界ランク上位選手で争う柔道のマスターズ大会(カザフスタン、14~15日)に出場する日本代表が10日、成田空港から出発した。年女で辰(たつ)年の女子48キロ級世界王者・浅見八瑠奈(23=コマツ)は「私、しっぽがあるんです」と仰天発言。変形した尾骨の突起で、小学生の時に背負い投げに入ったときに、相手のひざで強打し、変形したまま2センチぐらいのしっぽのようになっているという。「擦れて血が出ることもあるんです」と顔をしかめるが、辰年とロンドン五輪が重なったこともあり、「そうですね。竜ですね」と、竜のような“しっぽ”を強運に結びつけたいところだ。

 今大会で優勝すれば、福見との五輪代表争いで断然優位に立つ。創設された10年から2連覇中とゲンのいい大会でもある。「(代表争いは)考えないで3連覇だけ考えます」と目に力がこもった。