<高校ラグビー:桐蔭学園26ー14天理>◇3日◇準々決勝◇花園

 6大会ぶりの出場でベスト8進出した古豪の天理(奈良)だが、4強の壁は厚かった。

 前半2、9分と序盤にトライを許し、主導権を握られた。就任2年目の松隈孝照監督(40)は「ブレークダウンでやられた。Aシード相手に立ち上がりで浮足立った」と振り返った。

 高校日本代表候補のCTB王子拓也主将(3年)は「(負けの瞬間は)何も考えられなかった。自分たちにはサイズがないが、どんどん走ってタックルにいく、ひたむきなラグビーを教えてもらった」と唇をかんだ。

 3回戦の流通経大柏(千葉)戦は花園通算100勝目のメモリアルゲームとなったが、101勝目は持ち越しとなった。