日本代表フランカーのリーチ・マイケル主将(30=東芝)が29日、W杯アイルランド戦(28日、静岡・エコパスタジアム)の歴史的勝利から一夜明け、浜松市内のホテルで思いを語った。

試合後には約200通のメッセージが届いたといい「全員には返せない。大会が終わったら返したい」。その上で「試合に勝ったのはうれしいけれど、2つ負けたら意味がない」と次戦のサモア戦(10月5日、愛知・豊田スタジアム)へ気持ちを切り替えた。

男子15人制の藤井雄一郎強化委員長は、アイルランド戦の前半に負傷交代したNO8アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコミュニケーションズ)について「肋(ろく)軟骨。出ようと思えば、1週間で出られる」と説明。同戦前に急きょメンバー外となったFBウィリアム・トゥポウ(29=コカ・コーラ)の現状は「前日練習で左太ももの張りがあった。肉離れとかではない。翌日100%で走れる状態じゃなかった」と振り返った。

会見を終えたリーチは、自らマイク越しに「女子バレーボールの試合に感動しました」と切り出した。アイルランド戦前日の27日、バレーボール女子日本代表がW杯で世界ランク1位セルビアを破った一戦に刺激を受けたようだ。「今日の試合も皆さんで応援しましょう」と呼びかけ、会場を後にした。