<ラグビー:第48回日本選手権:サントリー37-20三洋電機>◇27日◇東京・秩父宮

 サントリーが、9年ぶり4度目の優勝を飾った。前半3トライを奪って、6-24とリード。後半に入って反撃を許して、9点差にまで詰め寄られた。だが、後半25分にWTB長友泰憲(25)がトライを挙げて、勝負を決めた。

 サントリーはトップリーグプレーオフ決勝で、三洋に敗れたリベンジを果たした。今季就任したエディー・ジョーンズ監督(51)は、ボールを蹴らずにつなげるアタッキング・ラグビーを貫いての勝利。「サントリーのプレーのやり方には勇気が必要。簡単ではなかったが、選手たちが頑張ってくれた」。主将のNO8竹本隼太郎(27)は「タフに、フィジカルに戦えた。シンプルなプレーに徹して、集中できた」と話していた。