【ニース=松本航】 日本が0トライに抑えられ、イングランド戦11連敗となった。
前半は相手陣で防御裏へキックを散らし、はね方次第で得点を生み出す攻撃を多用。後半4分にはSH流が自陣を向きながら背後にキックするなど、トリックプレーも見せた。だが、念入りに準備したプレーからの連動に至らず。この試合で復帰したNO8姫野は、後半立ち上がりに自陣で代名詞の「ジャッカル」を決めるなど存在感を示した一方、主将として「トライを取れなかったのは残念だけれど、用意してきたことを出せたのは収穫」と強調した。
見せ場は作った。8点を追う後半18分には、WTB松島が自陣から約40メートル独走。さらに途中出場のライリーが右サイドを突破して勢いづけた。だが、プロップのバルがノックオン。少ない好機を物にできず、姫野は「僕自身もそうですが100%の準備をし、自分たちに期待していた。(負けた)反動は大きいけれど、これからロッカールームでビールでも飲んで、前向きにいきたい」と口にした。
終盤の20分間は自陣での防御が続いた。前半7分に負傷したFBマシレワに代わってレメキを投入。後半のジョーカー的なカードが1枚減った中で、ジョセフHCは手腕を問われた。「試合ではそういうことがある。60分間は良かったが、チャンスを生かすことができなかった」。全4PGで2戦連続ゴール成功率100%となったSO松田も「人が入れ替わる中で1つの絵に向けて遂行できなかった」と反省を口にした。次戦の相手サモアには7月の前哨戦で、数的不利も重なって22-24と惜敗した。1次リーグ突破へ、侮れない相手に負けは許されない。
▽WTB松島(後半18分に自陣から約40メートル独走するなど好機演出)「ネガティブになるような負け方はしていない。自信を持てた選手はいると思う」
▽CTB長田(W杯初先発でフル出場も敗戦に)「チームとして、得たい結果を得られなかった。自分も望むパフォーマンスができなかったという悔しい思いが大きい。この試合で出た課題をしっかり修正して、次に向かいたい」
▽CTBライリー チャンスをつくったが、仕留めることができなかった。そこは残念。サモア戦に向けていい準備をして、いい試合をしたい。




